相場の25倍!8万円弱の杉原紙を使用した納経帳を販売

写真:©多可町商工会
兵庫県の多可町商工会は、地元特産の杉原紙を使った特別高価な「納経帳」(西国三十三所用)を売り出す。印刷や製本に経費がかかるほか、紙すき体験をセットにした体験型商品のため、平均的な納経帳(3000円程度)の約25倍という破格の値段になった。杉原紙のPR事業として企画した町商工会は「オリジナリティーを求める人や外国の富裕層などに需要がある」と強気の姿勢だ。

町商工会が、国内外で人気を集めている四国八十八か所や西国三十三所の巡礼に着目し、杉原紙を納経帳に使うことを思い立ったという。西国三十三所を訪れる人は、年間推定5万5000~7万5000人で、需要があると判断した。希望者は、杉原紙研究所(多可町加美区鳥羽)で、職人の指導を受けて約2時間半かけて自分で紙を60枚すく。各札所の寺院名やご詠歌などの印刷、製本は専門業者が行い、手すきから約1か月半で手元に届くという。

杉原紙1枚すくのに540円かかり、印刷や製本も特別なため、「普通ではあり得ない値段だが、最終的にこの値段になってしまう」と説明する。手間がかかるため、年間8冊限定で価格は1冊7万9800円。

紙すき体験事業を募集したが希望者はなく、7月に紙すき体験事業を行い1組(2名)の申込みがあった。9月、10月にも同様の事業を実施する予定で、希望者を募っている。

参照:読売新聞2018年07月05日記事

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