伝統技術を取り入れた住宅で着工数が微増

写真:©中村住宅開発株式会社
石川県の新設住宅着工戸数に減速感が出る中、注文住宅の中村住宅開発(金沢市)は内装などに日本の伝統木工技術である「組子細工」や、左官技術を駆使した塗り壁を活用した「和」の雰囲気を随所に取り入れ、30~40代の富裕層の需要を取り込んでいる。

日本の伝統技法をいかした2階建てのモデルハウスには、和室とリビングを仕切る下がり壁に、くぎなどを使わずに木材を組み合わせる組子細工を、玄関ホールやリビングの壁の一部には伝統的な左官技術で塗り壁を施した。また、柱に縄を巻くなどの装飾を施し、日本の伝統的な雰囲気を演出する。床を木目調にしたほか、和室の畳や間接照明の器具を黒系統で統一するなど現代風の意匠も取り入れた。

組子細工などの伝統木工技術をもつ職人の数は年々減少傾向にある。伝統自術を取り入れつつ長期的な事業に育てるには、職人を確保する企業努力や工夫も欠かせない。

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