地域航空会社の広域連携で新たな富裕層旅程を喚起する- JTBの取り組み

写真:©Adobe Stock
株式会社JTBは、長崎県、五島市、新上五島町、熊本県、天草市との広域連携により、国内富裕層やインバウンド向けに、九州の翼である地域航空会社、株式会社オリエンタルエアブリッジ(ORC)の運航空白時間帯を有効活用し、天草エアライン株式会社(AMX)とも連携し、世界文化遺産に登録された集落や史跡が点在する九州の離島や天草などの遠隔エリアを空路で紡ぐ、新たな周遊ルートとコンテンツ企画開発に着手する。

九州は、離島や半島など遠隔地域において豊富な観光資源を保有しているが、これらの地域への移動が難しい面がある為、交流人口の創出においては大きなハンデとなっている。そのような背景の中で、九州に拠点を置く地域航空会社のうち、長崎と離島を結ぶORCと、今後の九州・離島の持続性のある交流人口創出に向け、具体的な議論を重ね、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への正式登録を契機に、チャーター便による新たな周遊ルートとコンテンツ企画開発を実施する事となった。地域航空会社を活用した地域振興を進めている長崎県、熊本県、五島市、天草市、新上五島町の各関係機関からも協力を得て実現しいる。

企画の目的としては、地域航空会社・世界遺産観光への貢献により、世界遺産登録という一過性の登録特需ではなく、持続的な交流人口創出に向け、国内富裕層やインバウンド向けに、広域にわたる世界遺産を効率的に訪れる事ができる新たな周遊ルートとコンテンツ企画開発に貢献することにある。

企画の第一弾として、通常運航していない五島つばき空港と天草空港をORCの運航空白時間帯を有効活用した直行チャーター便(所要時間約35分)で繋ぎ、天草空港から福岡空港まではAMXの定期便(所要時間約40分)で結ぶ。地域航空会社が連携し、新たな周遊ルートを実現させ、広域にわたる世界遺産を効率的に巡る事が可能となった。

今後JTBは、各自治体並びに地域航空会社と協議し、機材の有効活用や地域航空会社間の連携強化等により、チャーター運航の区間拡大による新たな周遊ルートや遊覧飛行などのコンテンツ企画開発もする。同様に鹿児島や沖縄など、世界遺産とともに離島を多く抱えた県にも波及していくものとみられている。

参照:JTB

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