小説「神様のカルテ」のモデルとなった病院と言われている長野県松本市の相澤病院が、国が創設した「外国人患者受入れ医療機関認証制度」で、甲信越で初めて認証医療機関となった。
相澤病院は、2010年から院内に国際課を新設して外国人患者への対応を強化してきた。当初、英語、中国語にそれぞれ堪能な常勤職員を1名ずつ配置したが、2017年春から人数を増やし2017年6月に認証医療機関の申請していた。外国人患者の多くは欧米豪や中国人だという。診療申込書、診断書、入院案内といった書類は英語と中国語の2種類を用意。職員は窓口や診察室りと病院として対応を強化している。認証を受けたことで、訪日観光客らが増える中、県内でも外国人が安心して受診できる態勢づくりをさらに進め、外国人が受診しやすい態勢が整っている病院として存在感を高めたい考えだ。
相澤病院では、先端的のがん治療とされる陽子線治療を実施しているため、最新医療を求めて海外の富裕層が病院を訪れている。治療費は約300万円と高額だが、海外からの患者数は年々増加傾向にある。
政府は「医療ツーリズム」で来日する海外の富裕層らを呼び込み、日本の医療の国際的な評価を高めて経済成長につなげようと考えている。
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