寝具リース・洗濯の見直しで年間260万円を削減

関東にある病床450床の中規模病院のコスト削減例です。

対象:寝具リース・洗濯
従来コスト:年間17,200,000円
見直し後コスト:年間14,600,000円
削減コスト:2,600,000円

この病院では寝具のリースと洗濯業務が分けられており、それぞれが別々の業者と契約していました。それで、リースと洗濯を一緒に行える業者に業務を集約して契約業者を一社としました。

従来は、マットレスの洗濯回数(使用後都度洗濯)が寝具リース料に含まれていたため、洗濯回数を調査し年間の回数制限を決め、寝具一式での見積もりの仕様を見直して単価を見直しすることで約260万円の年間コストを削減できました。

また、業者と単価の交渉中に患者への入院セット(病衣)の導入の提案を受け病院側と相談して受けることにしました。この際、入院セットの受付は病院スタッフが行うため、入院セットの管理手数料を業者が美容院に支払うこととしました。

入院セット価格:105円/日(税込、以下同)
入院セットリース代:57円/日
管理手数料:48円/日

病床の稼働率を75%、患者の入院セット利用率を60%と見積もると、年間の管理手数料は約360万円が想定されます(450床×0.75×0.6×48円×365日=3,547,800)。コスト削減額と併せて、約600万円の効果が想定されます。

関連記事一覧

  1. 病院経費削減

  2. ブラックボックス化するIT関連システム保守費

  3. ベット数1/3の大幅なダウンサイジングで急性期病院へと転換

  4. 防災センターの委託費見直しで年間200万円を削減

  5. コピー機消耗品の見直しで年間320万円のコスト削減