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2019年のラグビーワールドカップをはじめとする大規模な国際スポーツイベントや、G20財務相・中央銀行総裁会議等の開催を背景に、九州へのインバウンド需要拡大の期待が高まる中、要人や富裕層が宿泊するホテルの不足が指摘されている。
大分市は2018年からハイクラスホテルが続々開業し、福岡市には2020年にリッツカールトンが開業するが、ハイクラスのホテルが少ないことが富裕層の旅行者が訪れない要因となっている。こういった状況を打破しようと、外資系高級ホテルの誘致に向けたセミナー(主催・九州経済産業局など)が福岡市で開かれる。国内外の要人や富裕層を受け入れる上で高級ホテルの不足が課題となっている事を受け、地域経済の活性化を目指す自治体や不動産業界の関係者らが出席する。
国際的な知名度やサービス水準が高い外資系高級ホテルの立地は、MICEなどの国際会議などの誘致でも有利とされており、都市戦略や地域間競争で重要なテーマとなっている。セミナーでは、九州経済調査協会(福岡市)が講演し、最高級とされる「五つ星」や「四つ星」の外資系ホテルが九州の都市部にないことを問題提起している。自治体や土地所有者の方などが外資系高級ホテル誘致に取り組むにあたってのポイントや対応等について、具体的事例を交えながら、九州における外資系高級ホテル誘致に係る新たな取り組みについても協議される。
九州でのリッツ・カールトンホテルの進出が成功例となるか、多くの関係者が注目している。
参照:九州経済産業局
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