せとうちDMO欧米富裕層誘致へPR

写真:©SETOUCHI TRIP
瀬戸内7県で構成するせとうちDMO(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)が海外PR戦略を強化している。

英国などのマーケティング会社と提携し、瀬戸内の観光事業者と海外旅行会社とのマッチング支援体制の整備や、現地の観光メディアへの露出を増やしている。瀬戸内の観光情報を直接発信することで、新たな需要を掘り起こすことが狙いだ。DMOでは欧米富裕層の取り込みを重点施策と位置づけ、現地の旅行会社とのつながりや情報発信を重視している。米政府観光局での職歴を持つインバウンドマーケティングの専門家を招き、独自のPR体制構築を推進している。

インバウンド専用の旅行サイトを通じたデジタルマーケティングも本格化し、欧米やアジアへの旅行を好む人に瀬戸内を紹介する動画広告を配信。動画から旅行サイトへの流入状況やサイト内での宿泊施設などの予約動向といったデータを分析し、各市場で効果的な旅行・観光提案を検証する。インバウンド増加を背景に、各地でホテルや観光施設の開発が活発化している。地域間の訪日客獲得競争が激しくなり、より効果的なPR戦略が求められている。

ルート・アンド・パートナーズでは富裕層マーケティングリサーチのほか、富裕層を顧客とすることを目指した企業に対する多方面の戦略コンサルティングオプションを保有しています。詳しくはルートアンドパートナーズへお問合せください。

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