写真:©しこつ湖鶴雅別荘碧の座
道内でホテル・旅館を運営している鶴雅ホールディングスの関連会社の鶴雅観光開発は、千歳市支笏湖温泉の支笏湖北海ホテル跡に「しこつ湖鶴雅別邸碧(あお)の座」を建設中で、2019年4月中旬のオープンを予定している。延べ床面積6,851㎡以上メートル、鉄筋コンクリート造りの4階建てで客室数は25室、スタンダードタイプを含め客室は全室100㎡以上で支笏湖を眺める露天風呂と展望内風呂が付いている。メゾネットタイプのスイートルームは270㎡と広々としており雄大な自然と良質な温泉で心も体もリラックスできそうだ。価格帯は1人1泊2食付き5万~10万円、鶴雅ホールディングスの中では最上級グレードのホテルとなる予定で、リノベーションでなく初の新築ホテルという点でも注目されている。
施設内はアイヌ文化、縄文文化、和の文化を基にするなどしたアートを掛け合わせたデザインにする。施設を囲むように水辺をあしらい、全客室から支笏湖を一望でき、右手には恵庭岳、左には樽前山と支笏湖の四季折々が愉しめるのも特徴だ。外国人観光客の増加を背景に、国内外の富裕層の利用を見込んでおり、長期滞在にも対応できるようウオークインクローゼットを設けるなどの配慮が施されている。
支笏湖の持つ郷土性があふれた施設造りとともに、札幌に比較的近い支笏湖には素晴らしい自然が残されていて、ホテルとともに地域のブランド力の向上に意欲を見せている。
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