富裕層インバウンド戦略のひとつとして地域のお祭の戦略的活用を

写真:(c) 旬刊 旅行新聞

スタートアップ企業のオマツリジャパンが、2018年の夏から旅行者とお祭り・地域をつなぐウェブサービス「オマツリジャパン」を開始している。神輿・山車の担ぎや曳き廻しなど、これまで地域外の旅行者にとって参加や申込みが困難なお祭り体験にアクセスしやすい仕組みを提供している。花火大会の有料観覧席チケットの販売など、主催者側による商業利用も可能だ。

●オマツリジャパン:https://omatsurijapan.com/

日本でも海外の珍しいお祭りを体験型で紹介する番組などが人気だが、海外の人から見れば日本のお祭りはその地域でしか体験できない貴重な体験機会になる。一般のインバウンド旅行客だけではなく、富裕層インバウンド旅行客を取り込むコンテンツのひとつとしても大いに期待できるだろう。たとえば、VIP観覧席を設けたり、富裕層をターゲットとした限られた参加者のみが体験できる特別な体験機会を提供したりなどが考えられる。

日本政府観光局(JNTO)が2018年1月31日に発表した調査結果によれば、海外富裕層が最も高い関心を寄せているのは日本の歴史や伝統文化の体験だという。もちろん、移動や宿泊など受け入れ体制をトータルで考える必要があるが、すでにある地域のコンテンツをもう一度見直してみることは、富裕層インバウンド戦略の第一歩として非常に重要だと当社は考えている。

 

当社では、自治体や官公庁などの富裕層インバウンド戦略におけるアドバイザリー業務などの実績もあり、随時自治体、DMO、観光関連団体、官公庁、国内企業などから富裕層インバウンド戦略に関するお問い合わせやご相談を受け付けています。まずは下記問い合わせページより、お問い合わせください。

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